ファミコンの野球ゲームと言えば、ファミスタこと「ファミリースタジアム」だ。その中でもこの初代ファミスタは、我が家では父親が買ってきた。いわば父親用ゲームだったのだが、毎晩自分も対戦させてもらっているうちに、このゲームで野球の基本ルールを覚えていった。
ジャパンリーグという、日本のプロ野球チームをモチーフにしたチーム9チームと、ナムコキャラ勢揃いのオリジナルチーム「ナムコスターズ」の計10チームが登場。
この中から1チーム選んで一戦ずつ勝ち抜き戦を行うのが1Pモード。
選手名は、なにげにモチーフとなっているチームの選手名がそのまま。今度ソフトバンクの監督に就任する工藤投手もLチームの左先発としてしっかり登場している。
デッドボールの時のバッターの凹み顔、痛そうだったなぁ…。
投手によって、速球派だったり、カーブ系がよく曲がったり、フォークボールが落ちやすかったりと個性が出ていた。
もちろん打者も、アベレージヒッターやパワーヒッターの個性が出ており、より実際の野球に近い戦略を立てることが出来た。
その後の野球ゲームの操作を確立させたほど、洗練されていた守備や走塁の操作。十字キーを各ベースに見立てた操作系はとてもわかり易かった。
移動速度は全般的に遅め。フライが上がった時なんて、打球の影を追いつつ本当に捕球に間に合うかヒヤヒヤになる。
送球も山なりだったりワンバウンドだったりするので、足の速い打者だと内安打になりやすい。
外野に打球が抜けると、ヒィヒィ外車選手がボールを追う。足の遅さにイラつく〜。
ホームランでは花火が打ち上がる演出。この1パターンだけだが、ちょっと嬉しかったな。
試合後はスポーツ新聞の一面という形式で成績やパスワードを確認できるようになっているのも面白かった。
とにかくプレイしやすく、軽快なBGMも耳に心地よい。
野球ゲームのシステムを確立した重要なファミコンソフトだったと言っても過言ではない。
グラフィック:★★★☆☆
BGM:★★★★☆
操作性:★★★★☆
やりこみ度:★★★☆☆
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