パラララッ、ボボボッ…という、プロペラ音と機銃の音だけがシュールにこだまするシリアスな減りシューティングゲームという印象が強いファミコンソフト「ジャイロダイン」。
使用できる武器は、対地バルカン砲と、対空機銃。そしてAB同時押しで単発発射できるホーミングミサイルのみ。ボム系の緊急回避武器はなく、硬派なシューティングだった。
ホーミングミサイルの追尾機能が微妙で、真正面の敵にも当たらない場合があったな(汗)
そんな硬派なシューティングの本作だが、ボーナス得点やスピードアップ、一定時間無敵の効果がある隠しキャラは人魚。急にメルヘンチックだ。特定の場所に対地攻撃を当てると出現する。出現時間は短いので、敵の攻撃をかいくぐりゲットしなければならない。
赤い人魚は無敵アイテム。取ると自機が赤く点滅し、軽快なBGMが鳴り始める。BGMがなっている時間だけ無敵になる。ま、BGMは急に終わってしまうので無敵状態も急に終了。終了後の被弾に気をつけようと思っても、いつもミスるよなぁ…。
自機はやや大きめの割に動きが遅く、逆に敵は概ね小型で移動スピードが速い。しかも、ヘリの特性を表現したのか、左右への移動に旋回の時間が若干かかる。それに合わせてショットもやや斜めに飛んだりするので、操作にクセがある。
背景は、海、森、平原、基地など豊富だが、平原は緑一色とシンプル過ぎて見ずらい…。たまにゾウなどの動物が出現する。これも隠しキャラかな?
背景が一面森のエリアは、森のグラフィックの黒線が太く濃いので、肝心の敵や敵弾が非常に見ずらい。特に、青い小型戦闘ヘリとのコラボになったらもうステルス状態だ…。青い戦闘ヘリはただでさえ動きが速く、弾も多く撃ち出してくるので厄介きわまりない。
そんな悪夢の森を抜けると、今度は敵の基地らしきエリアに。ここも灰色背景なので、自機と色が被って見にくい(涙)。それでも、敵弾は見やすいので救いなのだが…。
基地に入ると、急にけたたましい警報音が流れる。それまで効果音しか流れていなかったので、急に警報が流れるとビビる。
さらに進むと、敵の戦艦や空母のエリアに入る。
戦闘機も一緒に出現するのでかなりムズイ。対空砲火が尋常じゃないので、出現と同時に砲台をバルカン砲で破壊しないと難しい。
戦艦は何とかなるが、空母は近寄ることもできる水を繰り返してしまった…。
あっけなくゲームオーバー。
派手な演出はなく、難易度も高め。やっぱり硬派なシューティングだなぁと実感した。
操作自体はシンプルなのだが、左右移動時の独特の移動ラグに慣れる必要はあるし、ホーミング率50%(ぐらいの使用感)のホーミングミサイルの性能は過信してはならない(汗)
グラフィック:★★★☆☆
BGM:★★★☆☆
操作性:★★★☆☆
やりこみ度:★★★☆☆
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