2014年11月11日火曜日

第10回 TAITO CHASE H.Q.(GB版)


昔、ゲームセンターで警察になって犯人を追いかけるレースゲームをプレイした。車をぶつけて止めるという設定がとても印象的で、その後もまたプレイしてみたいなぁと思っていた。
ある日、そのゲームが「TAITO CHASE H.Q.」というタイトルだと知り、しかもゲームボーイでも発売しているという事が分かった。数年ぶりにあのカーチェイスゲームで遊べる!と、喜び勇んでこのソフトの中古を購入した。
白黒画面だなんて関係ない!あのゲームができれば!!
スタート直後、お約束のナンシーからの緊急連絡。もちろん、ゲームボーイなので音声なんかない。それでもいいんだ。カーチェイスができれば!


そして、ついにあの数年前のカーチェイスゲームに似たプレイ画面が!
そう、コレコレ…コレ??
うん、スピード感がないね…。ゲームボーイだから当たり前だろ。
うん、トンネル、前に進んでいる感覚がないね…。ゲームボーイだから!


それでも、道路の分岐がある。おぉ、こんな演出もあったなぁ。
そして、犯人の車が前方に。ターゲットの車には矢印が。なんか、ワクワクしてきたぞ!


車を当てるとターゲットの車から火が出る。何発か当てると逮捕!いいねぇ、この逮捕シーン。白黒だけどしっかり再現できているよ。


犯人逮捕後はナンシーと祝勝会らしい。
ステージ1と2の違いがイマイチ分かりにくいが、トンネルや分岐のほか、路面の高低差もなんとか表現している。かなりカクカクだけどね。


ステージ3は工業スパイを追いかける!
このらへんから徐々に一般車両の数も多くなり、ハンドリングさばきが重要になってくる。
一旦一般車両にぶつかると左右に滑り一定時間操作不能になる。両サイドの電柱や岩などの障害物にぶつかるとスピンしタイムロス。


犯人を追いかけつつも、一般車両をうまくかわす。これがなかなか難しい…。
もう少しというところで一般車両に接触し、障害物にぶつかってスピン!
それでもなんとか工業スパイ逮捕!


ステージ4では一層一般車両が多い。間を縫って抜き去る。でも、スピード感はない(汗)
分岐も、左が続いたと思ったら今度は右!危ない危ない…。


一般車両以外の障害物もやたら多い…。地味にタイムロスを繰り返し、結局時間切れ…。

TAITO CHASE H.Q.の雰囲気は何となく感じられたが、おもしろいと言われたら…??
やはり、レースゲームのキモであるスピード感がないのがイタイ。素直に据え置き機でプレイすべきだな…。


グラフィック:★★☆☆☆
BGM:★★★☆☆
操作性:★★★☆☆
やりこみ度:★★☆☆☆

2014年11月10日月曜日

Appleローンの手続きの流れをまとめてみた

今回、Appleローンを使ってipad Air2 16GBを注文してみた。
Appleローンは高価なApple製品を気軽に購入できる便利な手段だが、利用方法についてはなかなか情報がない。数年前にも1度利用したが、その時もあれこれ右往左往しながら手続きした記憶がある。なので、今回注文から受け取りまでの流れを記録してみた。

①Appleストアで注文


当り前だが、AppleローンはApleストアから直接購入した商品でなければ利用できない。しかも、3万円以上の買い物かつ、受け取りがローン申し込み者でなければ適用されない。

②Appleローンの申し込み
注文時の支払い選択でAppleローンを選択し、一度注文を確定する。
すると、別途メールでAppleストアから案内が届く。


このメールのリンク先から、提携会社であるオリコの申し込みページに飛ぶ。
そこで、名前や生年月日などの個人情報のほか、収入やクレジットカード情報、勤務先情報を入力して申し込む。

③契約内容確認と承諾


 申し込み後間もなく、オリコから「契約内容ご確認のお知らせ」というメールが届く。
メールに記載されているリンク先に飛び、生年月日や申し込み時に記載した電話番号を入力。
すると、総支払額や月々支払額の詳細が表示される。一番下の「同意する」を選択して初めてオリコとのローン契約成立となる。
この手続きに気がつかずに忘れていると、いつまでたっても商品が手元に届かないので注意しよう。おそらく、忘れていると直接電話がかかってくるだろう。

④審査



契約内容承諾手続きをしてから間もなく、審査完了のお知らせがオリコから届いた。あれ?もう審査完了??ローンなので本人確認などの電話があるのかと思ったら、すんなり完了してしまって拍子抜け…。
もしかしたら、数年前に一度Appleローンを使っているので簡単に審査完了したのかもしれないが、その時も電話なんて来なかったような…。
ちなみに、自分は一般的な会社員で定期収入あり。
メールだけで通知されても不安なので、一応オリコからの「契約内容ご確認のお知らせ」というメールに記載されている「審査状況の確認について」というリンク先に飛び、オリコのページで生年月日や電話番号を入力し契約状況を確認すると、


上記の通りちゃんと契約は成立していることが確認できた。

⑤支払い口座設定
後日、自宅に契約内容と支払いに使用する口座などの情報を記載する口座振替依頼書が送付されるということになっているが、web上ですぐに支払い口座の申し込みが可能になっている。


審査完了のメールの後ろの方に、「お支払い口座の登録手続きについて」という項目が書かれている。ここに貼りつけられているリンク先に、毎月の引き落としを希望する口座情報を入力して確定すれば、後に送られてくる振替依頼書を改めて書かなくてもよい。
しかし、この手続きをしたとしても振替依頼書は契約内容確認と共に送られてくるので、送られてきた振替依頼書は破棄しよう。
この手順でwebで登録手続きをした場合、web上のページで手続きが完了した旨の案内は表示されるが、別途メールでの案内はないのがちょっと不安になった。


これまでの手続きを全て完了したのが土曜日の夜。その為か、Appleストアの注文状況確認ページでは、「お支払い確認中」となっている。
翌日日曜日もずっとこのまま。オリコの審査は土曜も受け付けていたが、Appleストアの手続き関連が土日休みなようで、ステータスは変化しなかった。

⑥支払い手続きの完了と発送
週明けの月曜日の16時過ぎ、Appleストアからメールが届き、ローン手続きが済んだので商品出荷準備に入ったことが確認できた。


また、Appleストアにログインしてステータスを確認してみると、


上記の通り出荷処理中になった。配達予定日まで確認できたのでひと安心だ。

⑦契約内容と口座振替書類の送付
商品配達とは別に、郵送で契約内容と口座振替書類が送られてくる。
webで手順⑤を行なっていれば、口座振替依頼書は破棄してよし。
手順⑤を行なっていなければ、口座振替に使用する口座情報を記入し返送する必要がある。
その後、オリコから別に郵送で毎月の支払額が記載された葉書が郵送されてくる。


以上が、今回自分がAppleローンで商品を購入した時の流れ。もちろん、今回は自分のケースを紹介したが、場合によっては電話で契約了解の手続きが必要になってくるかもしれない。
ネットで利用した人の体験談をみると、大方ローン申し込みをするとその日のうちに電話が来るようだが、もしかしたら自分の場合土日の夜(19時頃)申し込みをしたからかな?なんてことも考えてみたりする。

確かに手続きはやや複雑だが、Appleローンは、学生さんなどにとってもApple製品を手にする敷居が低くなる有効な手段である。
この記事がApple製品との出会いのために1人でも多くの人の参考になれば幸いに思う。

第9回 ジャイロダイン


パラララッ、ボボボッ…という、プロペラ音と機銃の音だけがシュールにこだまするシリアスな減りシューティングゲームという印象が強いファミコンソフト「ジャイロダイン」。
使用できる武器は、対地バルカン砲と、対空機銃。そしてAB同時押しで単発発射できるホーミングミサイルのみ。ボム系の緊急回避武器はなく、硬派なシューティングだった。
ホーミングミサイルの追尾機能が微妙で、真正面の敵にも当たらない場合があったな(汗)


そんな硬派なシューティングの本作だが、ボーナス得点やスピードアップ、一定時間無敵の効果がある隠しキャラは人魚。急にメルヘンチックだ。特定の場所に対地攻撃を当てると出現する。出現時間は短いので、敵の攻撃をかいくぐりゲットしなければならない。


赤い人魚は無敵アイテム。取ると自機が赤く点滅し、軽快なBGMが鳴り始める。BGMがなっている時間だけ無敵になる。ま、BGMは急に終わってしまうので無敵状態も急に終了。終了後の被弾に気をつけようと思っても、いつもミスるよなぁ…。


自機はやや大きめの割に動きが遅く、逆に敵は概ね小型で移動スピードが速い。しかも、ヘリの特性を表現したのか、左右への移動に旋回の時間が若干かかる。それに合わせてショットもやや斜めに飛んだりするので、操作にクセがある。
背景は、海、森、平原、基地など豊富だが、平原は緑一色とシンプル過ぎて見ずらい…。たまにゾウなどの動物が出現する。これも隠しキャラかな?


背景が一面森のエリアは、森のグラフィックの黒線が太く濃いので、肝心の敵や敵弾が非常に見ずらい。特に、青い小型戦闘ヘリとのコラボになったらもうステルス状態だ…。青い戦闘ヘリはただでさえ動きが速く、弾も多く撃ち出してくるので厄介きわまりない。
そんな悪夢の森を抜けると、今度は敵の基地らしきエリアに。ここも灰色背景なので、自機と色が被って見にくい(涙)。それでも、敵弾は見やすいので救いなのだが…。
基地に入ると、急にけたたましい警報音が流れる。それまで効果音しか流れていなかったので、急に警報が流れるとビビる。


さらに進むと、敵の戦艦や空母のエリアに入る。
戦闘機も一緒に出現するのでかなりムズイ。対空砲火が尋常じゃないので、出現と同時に砲台をバルカン砲で破壊しないと難しい。
戦艦は何とかなるが、空母は近寄ることもできる水を繰り返してしまった…。


あっけなくゲームオーバー。
派手な演出はなく、難易度も高め。やっぱり硬派なシューティングだなぁと実感した。
操作自体はシンプルなのだが、左右移動時の独特の移動ラグに慣れる必要はあるし、ホーミング率50%(ぐらいの使用感)のホーミングミサイルの性能は過信してはならない(汗)


グラフィック:★★★☆☆
BGM:★★★☆☆
操作性:★★★☆☆
やりこみ度:★★★☆☆

2014年11月9日日曜日

第8回 プロ野球ファミリースタジアム


ファミコンの野球ゲームと言えば、ファミスタこと「ファミリースタジアム」だ。その中でもこの初代ファミスタは、我が家では父親が買ってきた。いわば父親用ゲームだったのだが、毎晩自分も対戦させてもらっているうちに、このゲームで野球の基本ルールを覚えていった。
ジャパンリーグという、日本のプロ野球チームをモチーフにしたチーム9チームと、ナムコキャラ勢揃いのオリジナルチーム「ナムコスターズ」の計10チームが登場。
この中から1チーム選んで一戦ずつ勝ち抜き戦を行うのが1Pモード。


選手名は、なにげにモチーフとなっているチームの選手名がそのまま。今度ソフトバンクの監督に就任する工藤投手もLチームの左先発としてしっかり登場している。
デッドボールの時のバッターの凹み顔、痛そうだったなぁ…。
投手によって、速球派だったり、カーブ系がよく曲がったり、フォークボールが落ちやすかったりと個性が出ていた。
もちろん打者も、アベレージヒッターやパワーヒッターの個性が出ており、より実際の野球に近い戦略を立てることが出来た。


その後の野球ゲームの操作を確立させたほど、洗練されていた守備や走塁の操作。十字キーを各ベースに見立てた操作系はとてもわかり易かった。
移動速度は全般的に遅め。フライが上がった時なんて、打球の影を追いつつ本当に捕球に間に合うかヒヤヒヤになる。
送球も山なりだったりワンバウンドだったりするので、足の速い打者だと内安打になりやすい。
外野に打球が抜けると、ヒィヒィ外車選手がボールを追う。足の遅さにイラつく〜。


ホームランでは花火が打ち上がる演出。この1パターンだけだが、ちょっと嬉しかったな。
試合後はスポーツ新聞の一面という形式で成績やパスワードを確認できるようになっているのも面白かった。

とにかくプレイしやすく、軽快なBGMも耳に心地よい。
野球ゲームのシステムを確立した重要なファミコンソフトだったと言っても過言ではない。


グラフィック:★★★☆☆
BGM:★★★★☆
操作性:★★★★☆
やりこみ度:★★★☆☆

第7回 XBOXが好きなんだ

あれは大学生の頃。PS2が発売されたものの、高くて手が出せず、未だPS1とファミコン互換機でファミコンソフトをプレイしていた2002年。
巷では、PS2やゲームボーイアドバンスが盛り上がっていた。ゲームハードは日本製。それが当たり前だった。
しかし、そんな中突如Windowsで有名な、個人的にはMSX時代から馴染みのあるMicrosoftがゲームハードに進出。それがXBOXだった。


デカイ!黒い!まさに黒船!当時のPS2もデカかったが、XBOXはそれをも凌駕した。
PS2のためにバイト代を貯めていた自分は、周囲の友人が止めるのをよそに、発売日にXBOXを購入した。
発売日の2002年2月22日。当時住んでいた青森市は雪だった。雪のなか、アパートからほど近いゲームショップに予約もせずに飛び込みで買いに行った。予約しないと買えなかったPS2の発売日とは対照的に、XBOXは予約なしでもハードは買えた。さすがMicrosoft、初回出荷分も潤沢に準備してるんだなぁ。否、買う人がいなかっただけだ。本体を購入した時、自分以外にXBOXを購入した人はいなかった。デカイ専用の袋に入れられ、店員に「非常に重いので気をつけて下さい。」と、レジから出てきて渡されたのを覚えている。本体だけで重さ約4kg。担ぐように雪の中をアパートに持ち帰った。
黒くデカイ箱なので、インテリアには向かなかったが、ゲーム機としての性能は素晴らしかった。当時としては破格の8GBHDD内蔵。メモリーカード?何それって感じだった。セーブデータの容量なんてまったく気にしなくていいうえ、CDを取り込んでゲーム中にBGMとして流せるし、音楽保存先としても活用した。
nvidiaのGPUを内蔵したグラフィックは素晴らしく、PS2に負けない、いやPS2以上の美しさだった。実際、XBOXで発売された「エアフォースデルタII」を体験した後で、後に発売されたPS2の「エアフォースデルタ ブルーウィングナイツ」をプレイすると、画質の劣化がハンパなかった。
XBOX本体と一緒に買ったソフトはもちろん「デッドオアアライブ3」。ほか、「ヘイロー」、「叢」、「クレイジータクシー3」などを楽しんだ。

大学を無事卒業し就職。もちろん引っ越し先のアパートにはXBOXを持っていく。テレビラックの1番広いスペースはXBOXの専用席だった。
2005年の冬のボーナスで、XBOXの後継機であるXBOX360を購入した。


それまでの真っ黒な本体とは正反対の真っ白なフォルム。かなりスタイリッシュになった。個人的に、すべてのゲーム機の中で1番好きなデザインだ。HDDは換装可能な20GB。後にソフトをHDDにインストールできるようアップデートされ、120GBに換装した。ただ、専用HDDで割高だった。
XBOX360は、ライバルであるPS3より先に発売され、とても息の長いハードとなった。PS3とのクロスプラットフォームのソフトも多く、中にはPS3よりもグラフィックがよいソフトもあったほどだ。ディスクはDVD。読み込み音が派手で、とてもじゃないがDVD鑑賞には使えなかった…。
360は洋ゲーばかりと揶揄されたが、360のお陰でコールオブデューティーやバトルフィールドなどのFPS、セイクリッド2などのハック&スラッシュの楽しさを知った。それらのゲームはPS3でも発売されていたが、PS3だとその他の気だるいJRPGやボタン連打アクションに時間を割かれていたことだろう。
やがて、こんな自分も結婚。結婚して間もない頃、スリムになったXBOX360Sに買い替えた。


新型360を買いに行った時の嫁さんとの会話。
嫁:これがPS3ってやつ?
俺:いや、XBOX360。
嫁:は?ゲーム機じゃないの?
こんな感じだった。
本体は白から再び黒へ。しかし、コンパクトになった新型XBOX360。1番の驚きはDVDドライブがかなり静かになった事だった。そして、あの巨大なアダプターもコンパクトになっていた。
PS3には目もくれず、新型360も楽しんだ。FallOut3やスカイリム、フォルツァ4、ロストオデッセイ。今でも稼働している。

そして、2014年。PS4に先を越され、日本での発売は空気のような状態だったXBOXONE。


日本ばかりか世界でも売れないとか、PS4より低性能とか、散々言われていたが、そんな評価は気にせず、当たり前のようにPS4の売り場を通り過ぎて、店の奥の小さなXBOXONEの売り場に向かい、タイタンフォール同梱版本体とフォルツァ5を購入した。一緒に行った娘は、3DSの妖怪ウォッチのデモに後ろ髪を引かれていた。
XBOXONEは、ゲーム体験としてPS4より劣っているなんてことはこれっぽっちもない。360から定評のあるコントローラーは、トリガーにも振動機能が付きより体感できる作りになった。キネクトもさらにパワーアップしたらしいが、申し訳ない、360の頃からキネクトには興味がないのだ…。
HDDは500GBだが、強制インストールのブルーレイソフトなので1本あたりゆうに30GB以上はHDD容量を消費する。さらに、最近のゲームはダウンロードコンテンツも豊富なので500GBでも心許ない。しかし、XBOXONEではUSB3.0接続の外付けHDDが使える。360時代の専用HDDからおさらばなのだ。今までXBOXシリーズを使い続けてきた自分にとっては、かなりの革命的仕様だ。
外観は四角く真っ黒。初代XBOXを彷彿とさせる雰囲気はあるが、どちらかといえばレコーダーデッキのようだ。初代のような無骨さはなく、XBOXのロゴがアクセントになり良いデザインだと思う。発熱は360Sよりも気にならない。
360との互換性がないのが残念なところだが、360も好きで手放したくない自分としては360とONEの二台持ちは必然上等!

XBOXではPS2に完敗。360ではソフトが豊富で善戦するも、PS3に完敗。ONEでは発売前にも関わらず完敗のレッテルを貼られ、発売日に人が並ばない光景をネタにされる…。
そんなXBOXファミリーだが、自分は最高に好きだ。