昔、ゲームセンターで警察になって犯人を追いかけるレースゲームをプレイした。車をぶつけて止めるという設定がとても印象的で、その後もまたプレイしてみたいなぁと思っていた。
ある日、そのゲームが「TAITO CHASE H.Q.」というタイトルだと知り、しかもゲームボーイでも発売しているという事が分かった。数年ぶりにあのカーチェイスゲームで遊べる!と、喜び勇んでこのソフトの中古を購入した。
白黒画面だなんて関係ない!あのゲームができれば!!
スタート直後、お約束のナンシーからの緊急連絡。もちろん、ゲームボーイなので音声なんかない。それでもいいんだ。カーチェイスができれば!
そして、ついにあの数年前のカーチェイスゲームに似たプレイ画面が!
そう、コレコレ…コレ??
うん、スピード感がないね…。ゲームボーイだから当たり前だろ。
うん、トンネル、前に進んでいる感覚がないね…。ゲームボーイだから!
それでも、道路の分岐がある。おぉ、こんな演出もあったなぁ。
そして、犯人の車が前方に。ターゲットの車には矢印が。なんか、ワクワクしてきたぞ!
車を当てるとターゲットの車から火が出る。何発か当てると逮捕!いいねぇ、この逮捕シーン。白黒だけどしっかり再現できているよ。
犯人逮捕後はナンシーと祝勝会らしい。
ステージ1と2の違いがイマイチ分かりにくいが、トンネルや分岐のほか、路面の高低差もなんとか表現している。かなりカクカクだけどね。
ステージ3は工業スパイを追いかける!
このらへんから徐々に一般車両の数も多くなり、ハンドリングさばきが重要になってくる。
一旦一般車両にぶつかると左右に滑り一定時間操作不能になる。両サイドの電柱や岩などの障害物にぶつかるとスピンしタイムロス。
犯人を追いかけつつも、一般車両をうまくかわす。これがなかなか難しい…。
もう少しというところで一般車両に接触し、障害物にぶつかってスピン!
それでもなんとか工業スパイ逮捕!
ステージ4では一層一般車両が多い。間を縫って抜き去る。でも、スピード感はない(汗)
分岐も、左が続いたと思ったら今度は右!危ない危ない…。
一般車両以外の障害物もやたら多い…。地味にタイムロスを繰り返し、結局時間切れ…。
TAITO CHASE H.Q.の雰囲気は何となく感じられたが、おもしろいと言われたら…??
やはり、レースゲームのキモであるスピード感がないのがイタイ。素直に据え置き機でプレイすべきだな…。
グラフィック:★★☆☆☆
BGM:★★★☆☆
操作性:★★★☆☆
やりこみ度:★★☆☆☆